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ヨークシャー・テリア 前十字靭帯断裂

診療百科
ヨークシャー・テリア 10歳

【飼い主様からの主訴】
ソファに登ったあとから後肢を着地しない

【症状】
右後肢完全挙上

【検査内容】
・整形学的検査・レントゲン検査・超音波検査


診断名
前十字靭帯断裂
担当医からのコメント
中高齢の犬に多く見られる疾患です。前十字靭帯は、後肢の大腿骨と脛骨を安定化させる膝関節内にある靭帯の一つです。さまざまな原因(加齢、ホルモン疾患など)で脆弱になった前十字靭帯に強い負荷が加わったときに靭帯が断裂し、膝関節の安定性が失われ強い痛みが生じます。
症状は靭帯の損傷程度で異なります。軽度の損傷では軽度~中等度の足の引きずりを呈しますが、完全に断裂するとほとんどのケースで完全に挙上します。
当院では、人工糸で関節を安定化させる関節外法(ラテラルスーチャー法)や、インプラントで関節を安定化するTPLO法(脛骨高平部水平化骨切術)を実施します。かなりの高齢で手術が実施できない場合は、保存療法を選択することもあります。

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