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ジャンガリアンハムスターの不正咬合

診療百科
ジャンガリアンハムスター 1歳6ヶ月 オス

【飼い主様からの主訴】
慢性的な食欲の低下
顔の横から歯が見えている

【症状】
食欲不振、体重減少、元気消失

【検査内容】
口腔内の視診
・両側の上顎切歯の過長
・特に左上顎の切歯(前歯)の過長が重度、丸まって口蓋に刺さり顔面まで飛び出ている

【処置】
過長した切歯の切除を行いました。
この症例ではいきなり根本から切るのではなく、
・顔面から飛び出た部分
・口内の部分
の2回に分けた切断・抜去が必要でした。

診断名
不正咬合に伴う切歯過長
担当医からのコメント
ハムスターは齧歯目キヌゲネズミ科に属し、一生伸び続ける切歯(常生歯といいます)を持ちます。そのため、何らかの原因で噛み合わせが悪くなると摩耗せずに伸び続けてしまうことがあります。これを不正咬合といい、ハムスターの代表的な疾患のひとつです(ちなみに、先月の診療百科で紹介されたモルモットをはじめ、デグー・チンチラ・ウサギなどは切歯だけでなく臼歯も常生歯であり、全ての歯が一生伸び続けます)。
よくある原因として、ケージを齧る癖や不適切な食事により、歯の生える方向が曲がってしまったり折れてしまったりすることが挙げられます。発症すると食欲不振やよだれなどの症状がみられるようになりますが、小さい動物のためかなり進行してから気づいて来院されることも多いです。
この症例も重度な食欲不振を示さなかったので、早期発見は難しかったと思います。かなり進行してから来院されましたが、切歯が外側に曲がって生えていたため、幸いにも刺さった部分は主要な組織を避けていました。症例によっては眼球や鼻腔などに影響し、眼球突出や鼻水などの症状が出ることもあるので、小さな違和感でも様子を見ず、早期に受診することをおすすめします。

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