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シェットランド・シープドック 右肩関節内方亜脱臼

診療百科
シェットランド・シープドック 13歳

【飼い主様からの主訴】
3ヶ月前から右前肢が歩きづらそうにしていたが、徐々に悪化してきた

【症状】
右前肢負重性跛行

【検査内容】
・整形外科学的検査・レントゲン検査


診断名
右肩関節内方亜脱臼
担当医からのコメント
肩関節の疾患はいくつかの病態があり原因疾患、病期、病態、動物の性格などを考慮して適切な治療が選択されます。
症状は重症度によって様々ですが、経過の長い慢性例では外科的な治療が必要となります。
肩関節脱臼に対する治療法として非観血的整復、人工靱帯による縫合術、周囲の筋肉を転移する術式、切除関節形成術、肩関節固定術などがあります。
中でも肩関節固定術は痛みをとる、歩様を改善する目的で実施される救済的な手術です。
本症例は3ヶ月前から左前肢の歩き方に違和感を感じており、その後徐々に歩様が悪化したためご来院いただきました。
レントゲン撮影をすると右肩関節の内方亜脱臼と変形性関節症を呈しており、肩関節を整復する手術では術後に痛みが残ってしまうと判断されたため肩関節固定術を実施しました。
術後に2週間〜1ヶ月のご自宅での安静が必要になりますが、その後順調に歩様の改善を認めました。

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