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犬の皮膚組織球腫

診療百科

皮膚組織球腫は3歳未満の若い犬に時々認められる良性の腫瘍です。

ほとんどの場合、3ヶ月以内に自然退縮が認められますが、気にして舐めたり感染を起こすような時には投薬や手術による切除が必要な場合があります。

稀にしこりが複数箇所にできたり、退縮しない場合があるので注意が必要です。

右後肢にできたしこりは固く盛り上がっていて、表面は赤く脱毛を認めました。

スタンプ標本を作成し、顕微鏡で観察したところ、細菌に交じって特徴的な円形細胞が観察されました。この検査結果と年齢やしこりができた箇所、見た目なども含めて犬の皮膚組織球腫と診断しました。感染に対して抗菌薬を処方し、経過観察を行ったところ、1ヶ月半後には自然退縮しました。

種別

ボーダー・コリー

年齢

7ヶ月齢

性別

未去勢雄

その他コメント

右後肢(くるぶし付近)に赤いしこりがあることに気づいて来院。細胞の検査から皮膚組織球腫を疑い、抗菌薬などの対症療法のみで経過観察し、自然退縮を認めた。

関連情報

歯蓋

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