【年中無休】埼玉県 川口・鳩ヶ谷・蕨・東浦和・東京都北区赤羽の動物病院

歯科

歯石除去などの予防歯科から歯周病、歯肉口内炎などの
歯科治療まで幅広く対応いたします

歯石除去などの予防歯科から歯周病、歯肉口内炎などの歯科治療まで幅広く対応いたします

当院では、歯科用のレントゲン、治療機器・器具を用いて、口腔内疾患の治療を行い、歯石の除去など予防歯科処置にも力を入れています。

こんなお悩みありませんか

口がくさい

歯周病、歯肉炎、潰瘍性歯周口内炎、歯肉増殖症

歯が汚い

歯周病、変色歯、う蝕(虫歯)

歯が折れた、歯がすり減っている

歯の破折、咬耗、脱臼、摩耗

歯から血・膿が出てきた

歯周病、口鼻腔瘻、外歯瘻、歯根膿瘍

口が痛そう

猫の歯肉口内炎、潰瘍性歯周口内炎、歯周病

よだれがひどい

歯周病、歯肉口内炎、潰瘍性歯周口内炎

2枚歯になっている

乳歯遺残、叢生、不整咬合、過剰歯

大人の歯が生えてこない

欠歯、埋伏歯、乳歯遺残

歯並びが悪い

不整咬合、乳歯遺残、過剰歯、欠歯、埋伏歯

歯の色が変、溶けている

歯周病、変色歯、う蝕(虫歯)、歯の吸収病巣

診療内容

●歯科診療科目

当院では精密な口腔内の検査、歯科用レントゲンを用いての的確な診断のもと抜歯、歯肉フラップを含めた口腔内治療を行っております。
また、予防歯科にも力を入れており、麻酔下でのしっかりとした歯石・歯垢除去、およびその後のホームデンタルケアを行っていくことで、一生自分の歯で美味しくごはんが食べられるようにサポートさせていただきます。特殊な器具が必要な症例に関しては、二次施設へのご紹介もしておりますので、お気軽にご相談ください。当院の歯科の治療に対する方針

歯科 主任獣医師

江口 のぞみ
わらび院 院長代理

・日本小動物歯科学会 レベル認定証1.2.3 修得

亜彩美
どうぶつ予防健診クリニック

・日本小動物歯科学会 レベル認定セミナー1.2 受講

治療例

チワワ 12歳
診断名
歯周病
主な症状
【飼い主様からの主訴】
口臭がする

【症状】
数年前から徐々に口臭がひどくなり、歯磨きしても歯の汚れが取れない。

【検査内容】
口腔内検査で中程度の歯石・歯垢の付着、軽度の歯肉の発赤、腫脹が認められた。

担当医からのコメント
犬で最も多い、歯周病と診断しました。初期は口臭のみのことが多いですが、放っておくと病状が悪化し抜歯が必要になります。歯磨きなどのホームケアで予防できますが、歯石が付着すると麻酔下でのスケーリング処置でしか除去できません。

来院時すでに高齢犬でしたが、このまま無治療でいるとさらに高齢での抜歯処置が必要になる可能性があるため、現段階で麻酔下にてスケーリング(歯面と歯肉下の歯石・歯垢除去)とポリッシング(歯の表面を滑らかにして歯石を付きにくくする)処置を実施しました。覚醒も良好で、その後は自宅にて歯磨きを行ってもらっています。
なお、麻酔なしで歯石を割ったり、除去したりすることは、かえって歯を傷つけるため、日本小動物歯科研究会においても推奨されていません。
雑種猫 7歳
診断名
歯肉口内炎
主な症状
【飼い主様からの主訴】
口が痛い

【症状】
数ヶ月前から徐々によだれが増え、硬いものが食べられなくなった。最近はさらによだれが増え、軟らかいものも食べられなくなり、口から血が出ていることもある。

【検査内容】
口腔内検査で重度の歯肉や口峡の発赤、腫脹、出血があり、痛みもかなり強く認められた。

担当医からのコメント
猫に多い歯肉口内炎・口峡炎と診断しました。初期や軽度であれば抗生剤やステロイドの内服で炎症を抑えることができますが、ステロイドを一生内服し続けることになるケースも多く、一時的な対症療法にとどまります。根治には全臼歯、あるいは全額抜歯の歯科処置が必要になります。

本症例は疼痛も強く、内服すら困難だったため、歯科処置として全臼歯抜歯を行いました。術後すぐに歯肉の炎症は引きはじめ、2週間後にはごはんが食べられるまでに改善しました。その後も内服の必要はなく、ドライフードもウェットフードも食べることができ、通常どおりの生活が送れています。
トイ・プードル 5歳
診断名
破折
主な症状
【飼い主様からの主訴】
歯が痛い

【症状】
2日前に蹄(ひづめ)のおもちゃをかじっていたら左の奥歯が折れた。その後、歯を触ろうとすると痛がる。

【検査内容】
口腔内検査にて左右の上顎第4前臼歯で破折が認められ、どちらも歯髄が露出していました。他の歯には異常はありませんでした。

担当医からのコメント
犬が硬過ぎるものをかじることで奥歯が折れることは珍しくありません。
本症例では、左の破折は2日前の急性でしたが痛みが強く、歯髄にまで感染を起こしている可能性があり、右に関してはいつ折れたか分からない状況でした。急性でも口腔内レントゲンで異常がなければ、歯科二次施設にて歯内療法(神経を埋めるまたは抜いて歯を温存)が適応になる旨をお伝えしましたが、痛みが強いこと、右はいつ折れたか不明なことから当院での抜歯を選択されました。

抜歯から2週間後には傷口はしっかり癒合しており、その後は特に痛みや食べることに関しての支障もなく、元気に日常生活を送っています。再び歯を折らないように、硬いおもちゃは控えていただいています。
ミニチュアダックス 14歳
診断名
重度歯周病、歯根膿瘍、口鼻腔瘻
主な症状
【飼い主様からの主訴】
左の下顎が腫れた

【症状】
1週間前に下顎が腫れて他院でもらった抗生剤で腫れは引いた。軟らかいごはんしか食べられない。鼻水も出る。

【検査内容】
口腔内検査で、重度の歯石の付着、歯の動揺、歯肉の重度後退、鼻腔につながる穴が数か所確認された。レントゲンで歯根吸収病巣も認められた。

担当医からのコメント
重度の歯周病とそれに伴う歯根膿瘍、口鼻腔瘻と診断しました。鼻水は食べ物やよだれが瘻管を通じて鼻腔内に入ったことが原因と思われました。歯根膿瘍を抗生剤で一時的に引かせても根治治療にはならず、再発を繰り返すことが多いため、高齢犬ですが飼い主様と相談の上、抜歯を含めた歯科処置を実施しました。
動揺や歯根吸収のある歯はすべて抜歯し、鼻に通じていた瘻管はすべて歯肉フラップで塞ぎました。術後は歯を失いましたが、痛みがなくなったためドライフードをそのまま丸呑みして食べるくらい元気になり、鼻水も出なくなりました。

設備紹介

歯科専用ユニット
(NSK VIVA ace)
様々な口腔内疾患に対応できる高性能マイクロモーターおよび多目的超音波スケーラーが一体となった歯科専用ユニット。歯に合わせてモーター回転数の微調節や洗浄・吸引も同時に行うことが可能なため、歯科治療をより短時間で的確に行うことが可能です。
超音波スケーラー
(NSK Varios 970)
超音波による微細な振動で歯に付着した歯石を除去する装置。冷却用の水流で患部を冷やしながら処置できます。
マイクロエンジン
(NSK マイクロエンジn ボルバーVmax)
スケーリング後の歯を研磨(ポリッシング)するのに使用する装置。また、抜歯時に歯を割ったり、歯槽骨を削ったりするためにも使用します。
歯科用ポータブルX線撮影装置

歯科専用のレントゲン装置。肉眼では確認できない歯槽骨や歯根の吸収の有無、残根歯の確認などを行うことが可能です。
研磨剤
歯を研磨する際に用います。粗研磨剤と仕上げ用研磨剤の2種類を適宜使い分けます。
歯科検査機器
歯の表面を検査するエキスプローラー、歯周ポケットの深さを測るプローブ、動揺を確認するためのピンセットなど各種機器を揃えています。
抜歯器具
エレベーターは歯根膜を剥がす際に、抜歯鉗子は抜歯の際に用います。
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